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幸が薄い って、英語でなんて言うの? - 「幸が薄い」を表す英語、star-crossed,less fortunate,ill-starred,ill-fated,unhappy,unfortunate

  • english

更新日📅 June 08, 2020

記事投稿日📅 October 19, 2017

⏱️2 分で読めます

今回のワードは、幸が薄い、という意味の表現 star-crossed 。2012年より北米に住んでいる筆者が学んだ、最近まで知らなかった英単語、表現の備忘録。日常生活ではあまり聞かない英語表現を紹介。

「幸が薄い」をどう解釈するかによって、英語でどう表現できるかが変わってくる。調べた結果、いくつか興味深い表現があったので紹介する。

なぜ「幸が薄い」が"ill-starred"になるのか?

"ill"は「病気」「悪い」というネガティブな意味を持つ。

これに「星」である"star"の形容詞"starred"がつくことにより、「星回りが悪い」ひいては、「運が悪い」というように表現できる。

昔から「幸運のラッキスター」、「ツキ(月)にみはなされる」というように、日本語でも英語でも「運」は「星」に例えられることが多かった。

このことから、「幸が薄い」=「運のツキがない」="ill-starred"となる。

"star"のかわりに、"fate"「運命」を用いる事でも、「不運」であることを表わすことができる。

ただ、"ill"は、かなり強めの否定語なので「ほんの少し薄い程度」の運であれば、下記の"star-crossed"のほうが的確な表現かもしれない。

なぜ「幸が薄い」が"star-crossed"になるのか?

上記に引き続き"star"をもちいた表現。

この表現は、超有名著書、ロミオとジュリエットで使われている文語的表現である。

"crossed"は、「交わっている」、「すれ違っている」という状態を表わす形容詞である。

"star‐crossed lovers"で、「薄幸な恋人たち」。

こちらの表現のほうが、上記のill-starredよりも、直接的なネガティブワードを使っていない分運の悪さの度合いは低い感じがする。

「不運」を表わす基本単語

"unhappy","unfortunate","less fortunate"は、基本的な表現。

ただ、「幸が薄い」のと「運が悪いね」というはニュアンスがだいぶ違う。

「幸が薄い」のは、「薄い」だけで存在はしている。「運が悪い」「運がない」という圧倒的なネガティブ表現から一歩引いたオブラートに包まれた日本語らしい言い回しだと思う。

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