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日本の「ラーメン次郎」と、カナダの「Ramen Gojiro」の違いをレビュー

  • ramen

更新日📅 June 08, 2020

記事投稿日📅 September 27, 2017

⏱️5 分で読めます

2年半ぶりに日本帰国した際に、らーめん次郎を久しぶりに食べてきたのでそのレビューと、バンクーバーでお世話になっているRamen Gojiroとの違い等をメモ。そもそも似ているだけ(いわゆるGojiroはインスパイア店なのでこの二点に直接の関連性はない)の全く別のラーメン屋なので、比較すること自体ナンセンスなのだが、いわゆるバンクーバー発の「二郎系ラーメン」という評判が広がるGojiroしか食べたことのない人も多くいるはずなので、本場の「二郎」とはなんぞやというところから私の個人的な印象の違いをまとめておくことにした。

ちなみに今回行った二郎は、ラーメン二郎ひばりが丘駅前店である。本店三田店はお弟子さんの修行の関係などもあり質の差が日によってかなりあるので、個人的に本場二郎直系店のなかでも定評あるひばりが丘駅前店を今回はレビューの対象としている。勿論そもそも各二郎店舗ごとに様々な違いがあることも承知の上だがそこは熱烈ファンのジロリアンの方々、そこは勘弁いただきたい。

並んでいる客層が違う

国が違うので当たり前の話なのだが、ここでいう客層というのは皮膚の色の違いではない。日本の二郎の多くの店において、客層は圧倒的に男子なのである。そしてソロプレイヤー(一人客)が多いのも特徴的。対してカナダではやはりラーメンに一人で行くという粋な文化はそこまで根付いていない。グループ客のほうが圧倒的に多く、全体的に男性がが多いかな程度の比率で、女性客も日本以上に見かける印象がある。

店の空気がが違う

Ramen Gojiroは、バンクーバーにおいていわゆる人気のラーメン屋の一つという位置づけである。行列はできるが、あくまでジャパレス。店内では日本人が多く働いていて、女性サーバーが注文をとりにきてくれる。対して二郎は基本的に中で働いている人は店主とアシスタント一人の合計二人が常(たまにアシスタント二人の時もある)。そしてなにより二郎では、店主のがお客さんよりも上の立場にいると錯覚するかのような、店側に支配された空気が流れる。店内では私語厳禁。やんちゃ盛りの部y活帰りのサッカー部男子たちも私語をやめて大人しくなってしまうような緊張感であふれている。食べ残したら怒られそう、急がないと怒られそう、という店側に威圧的に支配された緊張の糸がピーンなお食事処なのが、ラーメン二郎の特徴である、あと実際暑い。

メニューと値段

Ramen Gojiroは、メインで押しているスープは一種類のみだが、シーズンによって変わり種を出してくることがある。トッピングも豚チャーシューの代わりにから揚げが選べたり、スープに辛みそを入れるかどうか選べたり、ベジタリアン用のメニューも用意され、サイドにはビールや餃子、ミニ丼てきなものなども充実している。値段もまちまちだが、税抜きか価格で11CAD、税込みチップ込みのラーメン一杯はだいたい日本円に換算すると1CAD90円計算で1200円ぐらいはしてしまう。そして二郎と比べて量が少なめなので、二郎の小ラーメンと同じ量のメニューを頼むとすれば結局1500円弱はかかってしまう。

大して二郎のラーメンは店によって違いはあるがどこも大抵シンプル。大か小か、そしてチャーシューが多いか少ないか。だけである。メニュー表などそもそもない。店内にサーバーなどいないので自販機で食券を購入する。食券ボタンは大か小かだけ。値段は600円とか700円とか。チャーシューもると800円いくこともあるがそのへんがマックスライン。そして食券をだまって店主の元に置く前に、そもそも店主はたいてい客の列見ながら既に麺をゆで始めている。スープも麺も一種類しかなく、量の調節だけなので先にある程度準備しておくことが可能なのである。お店のキャパシティに対しての客の回転率を乱す行為は「ロット乱し」と呼ばれて常連客及び店主から叱責を食らうリスクを含んでいるので注意すること。

味とか量とかラーメンそのものの違い

Ramen Gojiroよりも二郎のらーめんの方がまず見た目が汚い。二郎のほうが使用する標準のカネシ醤油の分量がおおいのか、茶色みが強く、見た目通りしょっぱさは若干二郎のほうが上。Gojiro のほうがややクリーミーで色もスープの色も白っぽい。量は、Ramen Gojiroの「Bakamori」 は ラーメン二郎の「小ーチャーシュー普通」とチャーシュー量がおなじくらいで、麺量が少し少ないぐらい。満腹感は二郎の同メニューのほうが若干多いレベル。Gojiroのほうがチャーシューの形状は安定していて、形も安定している。これはおそらくチャーシューの成型カットはあらかじめ事前につくっておいたものをラーメン提供時にトッピングするスタイルをとっているせいだとおもうが、二郎においてチャーシューは大抵ラーメン提供時に肉塊から切り離されるものなので、切り離される部位によって肉質や形状に差が凄く出る。チャーシュー斬りはLIVEなのである。ヤサイ量は、Bakamoriとヤサイマシマシ時で同じくらい。 油は二郎のほうがやや多めな印象をうけた。また、Ramen Gojiroのラーメンには少量の「ゆず胡椒」が入っている。スープのあぶらっこさを和らげる効果もあり、味も美味しい。あまり知られていないが店員に言えばただでお代わりをもらえる。

食後の違い

Ramen Gojiroはキャンディがでる。当然二郎はでない。Ramen Gojiroは食後に会計をする。二郎は自分で食器をカウンターにあげて立ち去り、外の風にあたることで熱気を覚ます。

ラーメン二郎は食べ終わった後喉がやたら渇く。おそらく塩分量がかなり多い。MSG量もたぶん二郎が上。故に、また食べたくなる症候群が発生しやすいのも二郎の方だと思われる。

ラーメン二郎についての基本事項はこちら、Wikipedia - ラーメン二郎

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