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居留守を英語でなんていう? - pretendは英語圏ではあまり使われない?例文と解説付きで意味、ニュアンスを理解

  • english

更新日📅 June 08, 2020

記事投稿日📅 November 03, 2017

⏱️2 分で読めます

本当は家にいるのに居ないふりをする「居留守」を英語でなんというのか?

「居留守」に相当する英語表現のメモ。

「居留守」に相当する一単語の英語表現はない

「居留守」と3文字熟語で日本語では収まってしまうが、英語だとこれを一語で表す単語はない。

かといって、「居留守」の文化がないわけではなく、海外でも「居留守」は頻繁に行われている。

「居留守を使う」を使った英語の例文

She did not answer the door.

直訳すると、「彼女はドアに応答しなかった。」となるが、「居留守」を表わすもっとも一般的な言い方がこれ。

She does not answer the intercom buzzer unless She is expecting someone.

上記と同じ。"door"の代わりに"intercom"を使ってもよい。

「誰かが訪ねてくることになっていないかぎり、彼女はインターホンには答えません(インターホンが鳴っても出ません)。」

I pretend not to be in [at home].

私は家にいないふりをした。

I pretend to be out.

私は外出しているふりをした。

You've been to see her? Well, she was not at home to me.

彼女に会ってきたって? 僕には居留守を使ったんだ.

ネイティブはpretendを使わない?

多くの辞書サイトで"pretend"を使った「居留守」の表現が多く紹介されているが、ネイティブはそもそも「居留守」にあたる行動を"pretend"を使って表現することはあまりない。

そもそも日本語でいう「居留守」とは、「家にいるけれども居ないふりをする」という事で、多くの場合自宅にやってきた対応の面倒くさい相手に対して使われる。

英語圏でも、訪問販売員などに対して「自宅にいるのに応答しない」といった行動は頻繁に行われているが、"pretend"をつかわない理由は、この行動が彼らにとって、「家にいないフリ」という捉え方よりは、単純に「応答しないことを選んでいる」だけという認識のほうが強いから。

日本人が居留守をpretendと略したがる理由の憶測

玄関前に訪れてきた人間に対して、「応答しない」というよりは「応答するときもあるんだけれど、今は応答できないんだよね」という「仕方なさ」をアピールしたがる、日本人特有の「誘いの断り方」的なニュアンスが、この行動を「居留守」という3熟語に落とし込んだ背景なのではないだろうか。

上記でも述べたが、"pretend"を使うという事態は間違いではない。ただしこれは「装い」であるので、「装っている」という事を意識して伝えたい思いがある時に選ばれるべきワードである。訪問販売が来た時のケースにおいてでさえこのワードチョイスをするのであれば、「英語圏に住むネイティブらしさ」という観点からみると、マイノリティであるように思う。

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