習慣化と意志力の話。英語学習の習慣化を自転車のペダリングに例えてみる

習慣化と意志力の話。英語学習の習慣化を自転車のペダリングに例えてみる
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特に英語学習に限った話でもないが、学習の習慣化ができる人でできない人の差に、意志力の使いどころがわかっているかどうかというのがあると思うので、そのあたりを「英語学習」を題材に掘り下げてみたいと思う。

意志力の強さはそこまで関係ない

習慣化できない人、何かを新しく始めることをいつも面倒だと感じる人は、「自分には意志力が無い」と思っていないだろうか?自分はそうだった。実際のところ、人が持つ意志力にどれだけ差があるかなんて、誰にも正確にはわからないのである。日常生活をダラダラと過ごし、なにも学ばずに過ごししている人からすれば、毎日何かに打ち込み、なにがしかの成果を出している人は輝いて見えて、その人の持つエネルギーの継続性に、「自分には無い意志の力の強さ」を感じたりすることもあるのではないだろうか。

30代になって今までそれなりに挫折や三日坊主、自堕落な生活をおくったり、逆に何かに打ち込んだりと幾度かの「波」を経験してきた。

そして今になって感じている事は、「習慣化」の成功に意志の強さはさほど関係ないということである。

ハチマキをしめて「やるぞ!」と意気込み、ゲームや漫画などの誘惑から断絶した空間に身を置いてはじめてことより、特に何も考えずに気楽に始めたものの方が結果として長く続いているものが多くあるのは、習慣化を意識した「意志の強さ」とは別の要素が大きかった。新しいタスクが、既存の生活に馴染みやすいものかどうかという要素である。

限られた意志力の使いどころ

新しいことをはじめるのには途方も無いエネルギーが必要である。「英語のスピーキングを伸ばすために、1日15分は英会話をする!」というのを、いままで英語をさして勉強してこなかった人が目標をたてても、ほとんどの場合長続きせずにおわるだろう。思い立った吉日から1週間後、仕事で夜遅くクタクタに帰ってきてダラダラyoutubeをみていたらすでに時計は0時をまわっていた、というのはよくある話だ。結局、「今日は忙しかったから仕方がない」となり、そしてこの日を皮切りに忙しい日はノルマを達成しなくてもよいルールが自分の中で認められてしまい、最初に決めたはずのルーチンの崩壊が始まっていくわけである。

こういった経験を何度もした人はいずれ、「どんなに忙しくても決めたことには従わないとルールの崩壊を招く」という事を思うだろう。挫折中級者ぐらいになると、「夜にやらなければならないことを回しているから、飲み会などのイベントが入りやすい時間になるまえに決めたノルマは消化しないと」と、ある程度具体的な自分との折り合いができるようになってくる。

この挫折初級者と中級者の間の違いはなにかというと、自分の意志力とはなにかをどれだけ具体的に把握できているかということだとおもう。最初に決めるタスク負荷のバランス感覚。意志力とは概念的なもので、定量化することは難しい。「習慣化できない→意志の力がない」というのは安直な考えである。挫折者が学ぶべきは、習慣が続かない理由を意志力があるかないかに求めることではない。限られたごく少ない意志力を、適切なタイミングで適切なところに注げるかどうかを、見返すべきなのである。

英語学習におけるモチベーション維持の例

1日最低10分間は英語学習アプリをやるぞ!→平日仕事終わりにイベントが連日発生し、帰宅が遅くなってノルマ達成ならず

次に繋がりにくい思考態度
「私には意志力が足りない!決心が足りない!と自分の精神的弱さを攻めるだけ」。「気持ちを新たにすること」が何かを反省する上で最も効果がない、意味がない行為であることは世間でもネット上でも散々言われている、がまったくそのとおりであある。生産性を生まない、旧時代的な思考態度である。
「ルーチンを破壊した要因、イベントゴトのせいにする」。原因が特定できてる分、上記のものよりは次につなげがいがある思考態度である。次に繋がりやすい思考態度を安定的に形成するうえでの必要プロセス。原因がわかれば物理的な解決方法を導き出すことができる。例えば「連日の飲み会」が原因なのであれば、「飲み会が始まる前にやっておく」などが簡潔な解決方法である。ただこれのあと一歩なところは、結局、飲み会の前にやる必要があることを意識できた時に「実際に行動に起こせるかどうか」まで意識が渡ってないところにある。
次に繋がりやすい思考態度
課したノルマの負荷レベル、内容を疑う。一度決めたノルマは途中で変えて良い。制限をゆるい方向に修正しながらなによりも続けることを優先する。ここで設定するノルマ(負荷)のバランス感覚は、過去の失敗経験が多いほど精度が良くなりやすい。「英語学習アプリを起動するだけ」でもノルマ達成にしてよい。トレーニング初日はだれだってそれなりにモチベーションがあるので、その時に決めた負荷というのは大概高くなっているものなのである。従って最初に決めるノルマが習慣化する上での最適なノルマであることはほとんどない。突発のイベントごとなんていつだって入ってくるものなのである。ノルマが達成されたかどうかに関しては、非常に甘い見積もりで良い。ちなみに私は、「10分間の英語学習アプリを毎日」というような時間単位でタスクを管理する方法をそもそもオススメしない。英語学習アプリを使うなら「1日20問」や「1日1トピック」など、「量」で測れる基準にするのがオススメである。そして、目標を仮に「1日10問」に設定した場合は、「1日1問」できればノルマ達成とし、全く何もできない日が2連続続いたら目標レベルを大幅に下げて一問だけでもやり直す。といった調整をするぐらいの甘さでやると、私の場合はうまくいく。

学習アプリを起動するだけでも習慣化に貢献している

英語スキルを向上させるために英語学習の習慣化を設定し課題に取り組む時、その課題と向き合わなければ英語のスキルは工場しない。アプリを起動するだけでは英語の技能は向上しないのである。だが、「英語の課題を解く」というのは大変に意志力が必要なことなのである。自転車に例えると、重いギアでスタートダッシュを切るようなものである。「アプリを起動するだけ」なら、費やす意志エネルギはー少なくてすむ、自転車で言うところの軽いギアである。起動するだけならば英語学習量はゼロなので、自転車でいうところの走行距離もゼロであるが、これは一種の車輪が持ち上がった状態での空回り状態であって、トルクはのっているのである。「自転車に乗り続けることを習慣化する事」=「重いペダルを動かす事」ではない。ある程度回転が回ってくれば、トルク維持には対してエネルギーを使わなくてよくなる点は、英語学習の習慣化と自転車を漕ぎつづけることで共通している部分である。足の筋力量に違いはあれど、大人でも子供でも自転車を漕ぎ続けることはできるものなのである。習慣化は意志力の大小に関係なく、誰にでもできることなのである。

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