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収入の上げ方の考え方

  • finance
  • essay

更新日📅 June 08, 2020

記事投稿日📅 September 19, 2018

⏱️13 分で読めます

仕事を続けていても収入の上がる未来が見えない人、収入面で将来が不安な人になるべくわかりやすく解説することを目標。

ちなみに私自身はお金持ちでも、ホリエモンのように素晴らしい実績があるわけでもなんでもない。思考をまとめる練習。

働いた時間x時給

低所得民にとって収入を得る方法といえばまず思いつくのがアルバイトである。高収入の職につけば収入はあがるが、そんなのはできれば苦労しないので考えないことにする。

さて、特に際立った資格や才能がない人が、月収を上げる為にはどうすればいいのか?大別すると下記の2つのどちらかに当てはまると思われる。

  • 働く時間を増やす
  • 時給を上げる

実はこの2つは同じ事をいっているのだが、ちょっと説明の便宜上分けて考える。働く時間を増やすか、時給を上げて貰えば月収はあがるという理屈は誰でもわかると思う。

働く時間を増やす、資産を増やす

結論からいうと、会社で時給をあげる事に時間を費やすより、働く時間を増やす意識を持ったほうが月収が上がりやすい。

理由は簡単で、会社において時給を上げて貰うというのは、自分の裁量でコントロールできない様々な要素が大きく関わっているからである。自分が経営者の場合は別である。それに対して自分の働く時間は自分でコントロールが可能である。

自分の肉体以外に働かせる

働く時間を増やすということは、残業をしろという事ではない

自分の肉体で今まで8時間働いていたものを9時間にするという単純なアプローチは、働けるのが1日で24時間という制限が付いている以上限界がある。ただの力技なので、疲れるだけである。

「働いて収入を得る」というのは別に自分自身の肉体活動が伴っている必要はないのである。下記で例を説明する。

1時間でものを1個作る仕事があって、貴方がそれを毎日8時間つかって8個作って8000円貰っているという人生ゲームがあったと仮定する。この人生ゲームでは、高収入が得られるジョブに転職するというイベントが起きないと仮定する。貴方が今20歳で、40歳になった時の総収入でスコアを競う場合、どう動くのが1番効率が良いか?

現実世界で、このスコアを効率的に伸ばす事を考えられる人の思考態度は、

  1. 自分で8時間働いていたのを9時間労働にする
  2. 自分のパフォーマンスをあげて1時間で1.5個つくれるように勉強する
  3. 自分の代わりに働いてくれるロボットを作る

上記3つの選択肢があった時に、まず3)自分の代わりに働いてくれるロボットを作る になるべく早いタイミングで時間を投資する。ロボット製作には大きな時間がかかり、その間自分で働く事は出来ない。だとしても、完成させてしまえば、自分の代わりに8時間といわず24時間、電力を供給するだけで作り続けてくれる。この、「自分代わりに働くロボット」をいくつも量産し、時に2のパフォーマンスをあげるスタディをロボットに適用させたり、という時間の使い方をなるべく早い段階でできることが、この人生ゲームでハイスコアを狙う鍵になってくる。

働く時間を増やすというのは、自分の身代わりロボットを沢山作って、自分の代わりに働いてもらい1日8時間以上、限界値の24時間を超えて働き続けて貰うという事。

この自分の代わりに「働いてくれるロボットを作る」という行為を、巷では「資産を育てる」という言い方をする

資産にはどんなものがあるのか?

出来てしまえば放置しておくだけで働いてくれる資産

不動産

例えばマンションやれアパートを所有していて、それを人にかす場合。家賃収入を稼いでくれる。

まとまった貯金、株

利子、配当を稼いでくれる。

YouTubeチャンネル

ビデオコンテンツを一度作って上げてしまえば、PV数に応じて広告料を稼いでくれる。

ブログ

記事コンテンツを一度作って上げてしまえば、広告料を稼いでくれる。

その他のコンテンツ

要は自分の著作物のことである。上のYouTubeでいえば、動画ファイル、ブログであれば情報テキスト。

今はさまざまなネットメディアで自分のさまざまな著作物を資産化し、お金を生み出せるようになった。主な仕組みとしては、自分のもつコンテンツに広告を貼り付け、照会料を得るというビジネスモデルだ。

写真コンテンツがたくさんあれば、写真ACで自分の写真のダウンロード数に応じて収入を得れるし、音楽、音声データでも似たような事ができるサイトがごまんとある。漫画や書籍、ゲームアプリなども、一度作って配信をはじめれば、あとは自分の肉体を離れ、自分が寝ている間も収入を代わりに稼いできてくれる。働く時間を増やす = 自分の代わりに働いてくれるロボット(資産)を増やす = 資産を育てる。

不動産などの実体のあるものは、コピー、量産が難しい。テキスト、画像、動画、音声、アプリ、などの実体を持たないメディアは、一度中身ができてしまえばコピーしてデータを増やすことが容易、改変もしやすいが、これは裏を返せばコピーされやすいということでもある。

時給上げるのに頑張りすぎ。それ本当にワリにあってる?

アルバイトだろうが会社勤めだろうが、職場で頑張って給料上げてもらうという選択肢は持つだけ無駄である。その理由を説明する。

社会人経験長めの低所得層の方々は皆さんお気づきだろうが、時給は非常に上がりにくいものである。アルバイトに限らず、契約社員だろうが正社員だろうが、一度決まったベースの時給(別に月収でもいい)からの昇給とは、微々たるものである事が多い。昇給はあっても微々たるものである。低所得層の方がたにとってみたら、月収が1万円上がる事は大きな事なのかもしれない。もちろん上がったほうがいいには決まっているが、これを微々たる昇給だなと思えないレベルだともうちょっとヤバいと思う。

貴方の昇給を決めるのは貴方じゃない

会社が決定権を持っている。ほとんどの人は自分の人生の時間を切り売りして、会社のために尽くしてその対価としてお金を貰う。時給を上げて貰う事を望む姿勢の弱点を列挙すると、

  • 会社が貴方の頑張りを的確に見抜ける事が保証されていない
  • 会社としては、当然貴方に安く働いて欲しいと思っている
  • 貴方の代わりはいくらでもいる。貴方とパフォーマンスがそう違わない人材で、貴方が今もらっている給料でよしとする人間が一人でもいれば、わざわざ貴方の給料を上げる理由はない。

アルバイトや会社員の「昇給」とは、非常に受け身のイベントであり、大抵の場合そのイベントを自分でコントロールできる範囲が狭く、かつ効果が保証されてなく、かつ発生しても効果が低い事が多く、発生回数もタイミングも非常に限定的でありながら、自分の肉体を拘束する度合いが大きい。これでその拘束されている時間が楽しいものじゃなかったり、学びが少ない状態であれば悲惨である。

時間の使い方の種類

この人生ゲームにおいて、凡人がハイスコアを取りやすくするためには、早い段階での自分の24時間の使い方が非常に重要になる。それを大まかに5種類に大別する。

1. 趣味の時間

  • ここでの趣味の定義は、自分が能動的に時間を費やしたいと思えるもの、やる事が苦にならないものとする。これに時間を費やすと、特定の分野における経験値と知識が貯まり、場合によってはボーナスで趣味仲間などのコネクションが手に入る事がある。
  • 何が自分にとっての「趣味」になりえるかは、周囲の環境で決まりやすい。
  • お金がかかるものとそうでないものがある。
  • 肉体的に疲れるものとそうでないものがある。
  • この趣味の時間で得た経験と知識は、実体のない資産に変換しやすい。大抵のものはテキスト化できるので、ブログにすれば資産化できる。趣味によっては、動画、画像、音のほうが資産化した時に相性がいいものもある。
  • 社会的に評価されやすい趣味知識と、そうでないものがある。
  • この趣味の時間に費やす時間が多いほど、実体のない資産を作成するときのタネの量や質をあげる事ができる。
  • 自分の精神エネルギー消費はほぼない。回復する場合が多いが、まれに中毒症状を引き起こす事がある。
  • 幸福度が上がる。

2. 他者との交際時間

  • 触れ合う人間の種類が多いほど、コミュニケーションの幅、文化の多様性に対応する力があがりやすくなる。特定の他者に対して長い時間を投資すると、その特定の他者と類似状況においての深い理解と高度なコミニケーション理解が得られる。また、他者との交流は、自分一人でいる時に発生するイベントとは違う種類のものが起こる。イベント発生も中身も、ランダム要素が強い。
  • お金がかかる場合とそうでない場合がある。
  • 自分の精神エネルギー消費量はランダム要素が強い。激しく消費する場合もあれば、回復する場合もある。
  • 幸福度は上がる場合もあれば下がる場合もある。幸福度変化量の絶対値が大きいほど、人間的成長のための経験値を多く得られる場合が多い。

3. 仕事の時間

  • ここでの「仕事」とは、便宜上極端に「自分が物理的に動き時間を捧げる事で他者の欲求を満たし、その見返りとして収入をえる行為」としておく。人によってはこの仕事の時間が、上記の「他者との交際時間」や「趣味の時間」とオーバーラップしている事があり、そのオーバーラップ率は人によって異なる。
  • お金がもらえる。
  • 自分が経営者出ない限りは、雇われの身である。雇い主のさじ加減で報酬が決まる事が多い。
  • 特定のスキルが上がることがある。
  • 多くの場合、自分の精神エネルギーを多く消費する。
  • 幸福度は下がる。

4. 勉強の時間

  • ここでいう「勉強」とは、自分が好きか嫌いかに関わらず、特定のスキルを習得するために時間を割く行為のことである。自分がこの行為を好きなほど、「趣味」の度合いが高くなり、自分の時間を費やす際の肉体的、かつ精神的なコストが低くなる。
  • ここに費やす時間が短いと、自分の成長のさせ方のランダム要素があがる。ピンポイントで特定のスキルを習得できるので、自分がすでに持っている知識やスキルと相性のよさそうなスキルを学びたい時に効果を発揮しやすい。
  • 多くの人は、自分がなにがしかのスキルや経験を持っていたとしても、それを資産化するためのスキルを持っていない。テキスト化による資産化ならブログ作成と運営のスキルと記事執筆スキル、映像化による資産化ならビデオ撮影編集スキルやチャンネル運営術、など、自分が提供できるコンテンツとは別に、コンテンツを資産化するためのスキルを別途勉強する必要がある。
  • 精神エネルギー消費は高い。
  • 自身の精神が健康的な状態であれば幸福度は、変化なしor微妙に上がる。

5. 3大欲求に費やす時間

  • 食欲、睡眠欲、性欲である。
  • 自分の肉体と精神のパフォーマンスをどれだけの割合で発揮できるかを管理するための時間である。
  • ここに費やす時間が短いと、本来持っている力の一部しか発揮できなかったり、状態異常になり、予定通りに行動する事が出来なくなったり、人生におけるネガティブなランダム要素の影響を強く受けることに繋がる。
  • 精神エネルギー回復のための時間。
  • 下がった幸福度を一定値回復する。

効率的な資産の増やし方ルート

自分の時間がない人の場合

自分の時間がない人は、自分で選んで何かを行動する事ができない状態、つまり、環境に自分の未来を委ねている状態である。「資産を増やす事」に自分の時間を注いで育てる事ができないので、現在定職についている状態であれば、「昇給」を待つというような、受動的なイベント発生でしか収入を上げることはできない。貯金を増やすという事であれば、支出を減らす事で貯金額を上げることはできる。運ゲーです。まずは自分の時間を確保する。

この状態の人は、ラットレースの状態に陥りやすい。

以下はすべて、「自分の時間がある」ことが前提。言うまでもないが、「時間」は何をするにしても必要な最低限の資本である。お金があれば、他人の時間を買うことで自分の代わりに動いてもらうことも可能、世の中ではそれを「経営者」とか「実業家」とか「社長」とかいったりする。

なにかしらの趣味、人にほこれるもの、誰かの役に立つ情報を持っている人

その経験やスキルを、自分の分身として形にし、代わりに働いてもらう方法を勉強する(ブログ、YouTube)。メディアへの落とし込み方を考える、勉強をする。まずは先人の真似をしてみるといいかもしれない。

まずは自分の持つ情報をメディア化するための勉強に時間をさくこと。ありがちな間違いは、他者との交流時間に時間を費やそうとすること。順番が違う。自分で見せられるメディアをつくりきってから、他の人と交流を深めたほうが良い。なにも見せられるもの持ってない人に他者は魅力を感じない。他者と話すことで情報を得たいのであれば、自分で具体的に動いてみてからのほうが問題点などが浮き彫りになったりする分経験の吸収率が高い。

勉強と実践(上でいうと4)にできるだけ多くの時間を費やし、パフォーマンスが落ちない程度に食欲と睡眠をとる。関係のない趣味の時間と、上でいう2の他者との交流時間は、特に序盤は少ない方が良い(理想はゼロ)。理由は他のことに興味がうつることで、実践を阻害させるリスクが高まるから。

理想は「勉強」を続けることで楽しさがまし、実践をするためのエネルギーコストが下がり、「趣味」の域に到達できること。

他者の欲しがるコンテンツをもっていない人

なにか趣味をつくる、というのはおそらく無理。この手の人は皆、今まで何かに熱中した経験がなかったり、自分にひどく自信がない人。

何かで1番になっている必要性はまったくない。このあたりの論理は、ホリエモンの「多動力」に詳しく書かれているので、まずはそれを読んでみるとよい。

すでに一定の貯金を持っている個人

不動産投資を検討できるレベルであれば、家賃収入を見込んで、メンテナンスがかかりずらく、長持ちする物件に投資するのもいいかもしれない。

金融商品、株などに関してはそれだけで本が一冊かけてしまうのでここでは割合。

自分の代わりに仕事をするロボット(資産)がすでにある程度の規模ある場合

事業化する。法人にする事で税金、補助金のベネフィットをうけられつつ、社会的なブランド力を上げることもでき、資金回収率、資産運用率が高まる場合がおおい。

幸福度の話をするとまたちょっと違った視点になるが、今回はざっくりとした考え方を書きなぐってみた。

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