.heicって何？iPhoneでHEIF(.heic)形式の画像をjpegにする方法

そもそもHEIF(.heic）って何？

jpgよりも高効率の新型の画像向けフォーマット

• iOS11以降では、写真撮影時にデフォルトで.heicを使う設定になっている（設定で変更可能）。
• 新しいHEIF(High Efficiency Image File Format)という画像フォーマットの拡張子。
• jpegよりも幅広いカラーパレット(16ビットカラー)をサポートし、ファイルサイズが約2.39倍程小さくなる新しい画像フォーマット。画像そのもの以外に、jpegよりも多くの種類のメタデータ等の内部情報を保持できる。
• MPEG作ったところと同じグループが開発したらしい。エンコードデータは、動画エンコードでおなじみのh265で使われているのと同じHEVC (High Efficiency Video Coding) が使われている。
• 回転、クロップ、等の編集作業で画質を劣化させない。
• iPhoneの写真撮影時のLIVEフォト（シャッターを切る直前の数秒を動画として残す機能）は、このHEIFの恩恵を強く受けていて、.heicで保存することで容量を低く抑えることができている。

互換性が悪い。一部のデバイスでしか開く事ができない。

そもそもファイルを開くことができない。Photoshopに限らず様々な画像編集ソフトで開くことができないため、画像を編集するにはiPhoneのアプリで完結した作業のみにするか、.heicを.jpegに一度変換するソフトを使用するなどする必要がある。

対応しているデバイス

2018年1月現在、対応しているデバイスは、iOS11を搭載した、apple製品（iPhone,iPad)と、macOS High Sierraのみである。

heicをjpegに変換するお手軽な方法

LINEかFacebookを使う

ブログにのせるだけで画質低下気にしない人向け。

LINEかFacebookで誰か仲のいい人とのチャットウィンドウを開き写真を送信してから自分でそれをダウンロードしなおす。

Dropboxを使う

Dropbox内に.heicファイルを保存した後で、PCのブラウザ上からドロップボックスにアクセスして閲覧し（ちゃんと表示されてる）、右クリックで保存する（この時ファイル名の語尾を.jpg）にする。

iphoneで今まで通りjpgで写真を撮る方法

設定(Settings)からカメラ(Camera)→フォーマット(Format)→互換性優先(Most Compatible)にすることで従来通りのjpeg撮影ができる。

従来通りの方式だが、.heic形式とくらべて容量を使うのがデメリット。