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海外で、日本人の前でも英語ばかり喋ってると特定の日本人から距離を置かれることがある - 海外でみかける様々なタイプの日本人英語学習者

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更新日📅 June 08, 2020

記事投稿日📅 October 18, 2017

⏱️7 分で読めます

海外でみかける日本人のタイプや、日本人コミュニティの話を、「英語学習」という点で自分の体験を紹介。

英語圏に住んでる日本人でも英語学習とは無縁な人は結構いるんだよという話。

筆者の海外生活1年目の英語学習に対する姿勢

海外生活の最初の1年は、なにがなんでも英語の上達を日々の生活の第一プライオリティに置いていた。

暇さえあれば勉強し、勉強に疲れては英語のモチベーションを上げるために英語で漫画を読んだり映画を見たりするなどの日々を送っていた。

日本語を少しでも許してしまうと、その「少し」の妥協は様々なところで隙をついて、自分に英語を使わざるを得ない機会、つまりは成長の機会を奪っていくのではないか、当時はそんな不安があった。

ESL(語学スクール)時代は楽しい、環境が味方をしてくれる(

多くの海外の語学スクールは、 "English Only Policy"を掲げているため、校内では「英語を喋ること」が日本人同士であってもスタンダードである。

学校から出たとたんや休み時間だけは母国語を話している生徒もいるが、生徒の大多数が英語上達に対してのモチベーションが高い状態で維持されているため、大抵の場合上達意識の高い仲間にも囲まれやすい状況で過ごすことができる。

日本人に対して英語を喋る事に理由がいらないというのは、英語をストイックに勉強したい人には心地の良い環境である。

が、学校の外にでれば海外であっても日本人らしく日本語を話す事を期待している日本人にたくさん出くわすものなのである。

海外在住で英語学習をしている日本人にも様々なタイプがいる

学生ビザ、親にお金を払ってもらって留学する若き学生

学校をスキップするようなやる気のない生徒もいるが、英語の学習が楽しくて仕方がない学生もいる。

後者はほっといても伸びるし、留学前からきっちり国内で勉強してきているパターンが多い。

前者は、海外で生活すれば英語が勝手に身につくと本人もしくは親が思っているパターンに多い。

就活を有利にするためにとりあえず大学生のうちに留学経験しとくかタイプ

大学を一定期間休学、または長期の休みを利用してくるパターン。

大抵の場合大学での専攻は英語と関係ない学部であることが多い。

就活に悩める学生達は、筆者が以前書いたこちらの記事もどうぞ

ワーホリ終わった後に、日本帰って就活とか再就職する人へ

このタイプも語学留学中に英語が伸びるパターンと伸びないパターンに分かれる。

TOEIC等のスコアを気にする傾向がある。

大学で語学、国際関連の学部専攻者が学生ビザで来るタイプ

初期英語パラメータが高め。

たまに留学中の学校での授業レベルが高すぎるところを選んでしまい、宿題や学校生活に追われて病む場合がある。

英語の勉強というよりは「人生楽しむために来ました!」な、ザ・ワーホリタイプ

このタイプは、仲良くなる人間が日本人か外国人かで英語が伸びるか伸びないかが決まる。

こういった考えの人で日本人とばかり時間を過ごしていると、いつのまにか「日本とほぼ変わらない生活(若干不便バージョン)」を送るコースにいってしまうので注意。

このタイプで外国人の友人を積極的に作っていく人は、それなりのドラマを得る中で英語が上達する傾向にある。

ただし当然ながら日本語が流暢な外国人の友人と日本語で時間を過ごすのは英語の学習効果は極めて薄いので上記の状況にはカウントしない。

英語学習に対して明確な目標があり、その目標を達成するための時間の使い方を自分で考えられ、それをなにより優先するタイプ

オタクな人に多い。

このタイプで英語が伸びない人を見たことがない(伸び方や方法は十人十色だが)。

英語学習に対する温度差で所属するコミュニティが決まることがある

これはワーホリできている20代の日本人に限るの話。

もちろん、第一印象や、自分の趣味趣向、性格、住む場所、メインで過ごす環境など様々要素で付き合う人間はきまってくるが、ワーホリの場合はここに「英語学習に対するモチベーション」というパラメータが加わる。

英語学習モチベーションが高い人にありがちな事

  • 日本語をなるべく使いたくない。
  • 日本人と付き合い始めることで、日本人コミュニティに浸かりはじめる連鎖を「負」だと認識している。
  • 日本人に英語で話しかけられたら英語で対応する。

英語学習モチベーションが低い人にありがちな事

  • 日本人同士で英語を喋るのは恥ずかしいものだと思っている。
  • 日本語が理解できない外国人の友人がそばにいる時に、平気で日本語でばかり発言する。
  • 日本人に英語で話しかけられると「え、なんで英語なのw日本人同士なんだから日本語でしょ?」と思う。

英語学習者の中には多かれ少なかれ上記のいずれか、または上記の複合的要素を感じたことがある人は多いのではなかろうか。

日本人コミュニティとは?

海外で住む日本人の集まりのこと。日経の会社、ジャパレス繋がり、日系のエージェント周りで大きなものが多いが、学校内部での日本人生徒同士の繋がりも、数が多ければ立派なコミュニティである。

日本人コミュニティに属する代表的な日本人のタイプ

  • 日系企業、ジャパレスで働いているワーホリ、ワーク、永住権所持者。
  • 海外生活が長すぎる日本人(国外で生まれた人含む)
  • 英語学習意欲がなくなった人

本来英語学習は、しなければならないものではないことを理解する

筆者個人は周りと比べて英語学習モチベーションが高いほうだった。

当時は日本語を使う時間はもったいないとさえ思っていたため、日本人ばかりの飲み会の誘いなどもすべて断っていた。

おそらく付き合いの悪い人間だとか、「ストイックなやつだな」とか思っている人もいたと思うが、これはこれでまったく後悔はしていない。

純粋に世界を見て回りたいバックパッカー中の日本人で知り合った人は、語学力が低いままの人がとても多かった。

学習にストイックになりすぎると、語学学習に対するストイックさ、習熟度で人をはかる自分になってしまう事もあった。

距離感ができてしまうのは仕方がない

「ストイックに勉強はするし、日本人とでも常に英語で喋り続ける、けれどたまには日本語も喋っていろいろな日本人と仲良くしたい」というのは、難しい。

「英語の学習」に必要不可欠な「英語を聞く時間」と「自分で英文を作る時間」は、「日本語だけを喋って日本語だけを聞いる時間」と共存できない。

程度の差はあるが、日本人友人との談笑や遊ぶ時間がもたらす英語学習を助ける効果はせいぜい、「ストレスや不安の解消」などのメンタル的な側面が強い。

英語学習のプライオリティを高く置いているのであれば、時間の使い方は「英語の上達に直接的実戦的に関連すること」で多く占められるべきなので、英語学習のプライオリティが低い人間と接点が少なくなるのは必然である。

英語をストイックに勉強したいけれど日本人とも仲良くしたいなら

  • 図書館で毎日勉強するような日本人と友達になる。
  • 日本人が大多数をしめないコミュニティに属する。
  • 留学エージェントが用意している英語勉強会に参加している日本人と仲良くなる。

ようは、モチベーションレベルが近い日本人がいそうな場所にいくか、英語を喋る事がルール化しているコミュニティに行くかである。

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